「ポルテ(初代)」の販売台数予想結果

written on 2005/11/1


「ポルテ」の実車を見て、ちょいと感心したのは、パネルの張りの美しさ。全体的に緊張感のある曲面で構成されているし、エッジ部分の丸め具合もちょどいい感じで、思わず触ってみたくなる程の仕上がりです。トヨタって、こうしたクレイモデラーや金型の技術に関わるような部分は非常にレベルが高いと思います。

これで、基本的なデザインもかっこよければ、言うことはないって感じなのですが、何であんなおじさん顔なのでしょうか? 「ポルテ」って、例えるならば、お肌が、ちょースベスベなおじさんなのです! あのスベスベな美肌を、もっと若い美男美女に譲ってあげて欲しい今日この頃です。



さてさて、それはさておき、販売結果ですが、これが意外と健闘しています。

ベスト10を賑わすような主力コンパクト達と比べれば地味ではあるけれど、旧ヴィッツ系プラットフォームの最後っ屁みたいな成り立ちを思えば、なかなかの結果なのではないでしょうか?

ってことで、早速、結果を見てみましょう!



2004年7月に発売された「ポルテ」。

発売の翌月、2004年8月から2005年7月の平均新車登録台数は・・・


月5,252台でした!


元々、4,000台というメーカー目標は少なめではあったんだけど、4,200台に増やした僕の予想よりも1,000台も多く売れました!

コンパクトカーのラインナップを殆ど持たないトヨタ店・トヨペット店での扱いだから、上級車ユーザーのセカンドカー需要があったのかもしれないけれど、プラットフォームの減価償却を考えれば、ビジネスとしては大成功でしょうね。



まぁ、確かに、あれだけ広けりゃ便利だろうし、スライドドアもきっと楽しいんだろうから、売れるのも分からなくはありません。デザインは「ももひき」っぽいけれど、生地は上等っていう感じも、販売店を考えれば納得できます。

今や珍しい存在の「車好き」から見れば、実用的過ぎて何の魅力も感じられない、この「ポルテ」。だけれど、「車好き」ではない、大多数の人にとっては、こういう車こそ必要なのかもしれませんね。

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