「ツイン(初代)」の販売台数予想結果

written on 2004/3/2


49万円という衝撃価格で登場したスズキ「ツイン」、いつの間にやら、「ガソリンA」の値段が55万円に上がっていますね。他にも「ガソリンAのエアコン/パワステ付」が69万円で追加されたり、AとBの中間グレードになる75万円の「ガソリンV」なんてのも設定されたりと、多少は現実的なラインアップになりました。

ところで、「ガソリンV」は、「ガソリンAのエアコン/パワステ付」の5MTを3AT化して、多少装備を増やしたグレードで、その価格差は6万円。この差額は、まあ納得できるんですが、「ガソリンAのエアコン/パワステ付(ややこしい名前だなぁ)」の69万円てのはどうなんでしょう? 単純に考えて49万円でデビューした「ガソリンA」にエアコン・パワステを付けたら20万円のUPってことです。

もしかすると、「ガソリンA」自体が49万円から55万円に価格UPした際に、何か他の装備も増えているのかもしれませんが、49万円のインパクトと比較すると、69万円という金額は妙に割高に感じます。さすがに、僕の希望した「ガソリンB」で64万円は無理だとしても、何とか「ガソリンV」で64万円を実現して欲しいところですね。

さて、そんな訳で、まだまだ割高感のある「ツイン」ですが、一体どのくらい売れたのか、予想結果を見てみましょう!



「ツイン」の発売は2003年1月。

メーカー目標は月200台、僕の予想は月300台。

発売の翌月、2003年2月から2004年1月の平均新車登録台数は・・・


月470台でした!


この数が多いのか少ないのかは判断に悩むところではありますが、まぁ、まずまず売れたと言えるんじゃないでしょうか。とりあえず、ちょっと多めに見積もった僕の予想を大きく上回り、メーカー目標の2倍以上も売れました。

もっとも、スズキ自身何台売れるかまったく予想がつかないってことで、200台って目標に根拠はなかったそうで、この結果を見てか、先日のマイナーチェンジ時のニュースリリースでは、販売目標が月500台に増えていました。

それでも、もう少し値ごろ感が出ると、もっと売れる潜在需要はあると思います。現状では、この手の車って、とにかく安いから乗るのか、スマートのようにエコでお洒落だから乗るのかのどちらかで勝負するしかないと思うんですが、今のままでは、どっちつかずの中途半端な位置にいるんですよね。

僕としては「安さ」勝負の方がスズキらしいと思うし、今更「ツイン」がお洒落な車になれるとも思わないんで、思ったより売れた→市場がありそうだから値下げしてみよう→もっと売れた→またまた値下げ→もっともっと売れる! っていう、理想的な循環になるのを期待したいですね。

・・・月販3,000台くらいのレベルになれば、思いきった値下げも可能な気がするんですが、どうなんでしょうか?

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