「パジェロ(4代目)」の販売台数予想結果

written on 2008/3/3


「パジェロ」といえば、かつてのRV(クロカン)ブームを牽引し、月間販売台数で、まさかのトップに立っちゃったり、最盛期には年間83,685台をも売ったことのある、まさに三菱の看板車。

人気絶頂だった2代目のデザインを復活させることで、もしかしたら、もう一度ブームを呼び戻せるかとの期待が込められた(?)新型ですが、経営陣の願いは通じたのかどうか、早速、予想結果を見てみましょう!



「パジェロ」の発売は2006年10月。

僕の予想は、メーカー目標と同じ月700台。

発売の翌月、2006年11月から2007年10月の平均新車登録台数は・・・


月537台でした!


あらら、駄目ですねぇ。モデルチェンジ直後だというのに、最盛期の僅か8%という台数。クロカンブームの夢よ再び!、とはなりませんでした。



まぁ、でも、落ち着いて考えれば、これぐらいの台数でちょうどいいんじゃないでしょうかね。かつてのクロカンブームなんてのは、本来ならばあり得ない異常な状況だった訳で、あんな環境負荷の大きい車が販売のトップに立つなんてことは、地球のためにいいはずがありません。

大体、クロカン車でこぞって出かけた、スキー場やオートキャンプ場なんてのは、正直、普通の車で十分OKな訳ですよ。仕事や本格的な趣味で未舗装路を日常的に走っているような人でも無い限り、パジェロみたいな車は必要ないでしょうね。



んな訳で、予想は外れちゃいましたが、ホントの意味での需要を考えれば、これが妥当な数字。三菱にしたって、700台だろうが500台だろうが、台数で言えば、僅か200台の差ですから、それほど大きな打撃ではないでしょう(?)。

環境のためか家計のためかは分かりませんが、日本の皆さん、案外、合理的な判断を下したようですね!

・・・余談ですが、それに引き換え、プレミアムメーカーを中心に、ハイパワー巨大SUVがもてはやされている欧米は何なんでしょう? フェラーリみたいなスーパーカーも地球環境的には悪者の部類ですが、日常的にも使えちゃう分、プレミアムSUVの方が、何倍も悪い存在なんじゃないかと思うんですが・・・。



ま、それでも、社会的に成功したお金持ちの立派な方々がこぞって選んでいるからには、何かしらの説得力のある理由があるはずなんですけどねぇ。残念ながら、自分が実際にお金持ちになってみないと、その理由は理解出来そうにありません。

ってことは、やっぱり僕には永遠に理解できないんだろうなぁ・・・。
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