「マーチ(3代目)」の販売台数予想結果
written on 2003/3/19
意表を突く超個性的なデザインの「マーチ」が発売されて、早くも一年。街でもよく見かけるようになりましたが、未だにデザインのインパクトは抜群! ついつい見とれてしまいます。
当初は戸惑いのあったデザインも、今では素直に「かっこいい」と言えますし、カラフルなボディカラーも楽しい気分にさせてくれます。
去年は、カローラとフィットの首位争いばかりが注目されて、あまり話題に出ることもなかった「マーチ」の売れ行きですが、一体どうだったのか、早速、予想結果を見てみましょう!
「マーチ」の発売は2002年2月。
僕の予想は月9,000台。
発売の翌月、2002年3月から2003年2月の平均新車登録台数は・・・
月12,861台でした!
いやぁ、売れましたねぇ。メーカー目標の8,000台も、僕の予想も軽くクリアです。
同じコンパクトカーのフィットが異常な程に売れまくっているんで、あんまり目立っていませんが、実はカローラを挟んでイストと第3位争いをしている程なのです。(イストが何で売れているのかは、僕には理解できませんが・・・)
最近は、この3位争いにキューブも参戦してますし、日産とすれば、大成功でしょう。(予想は大失敗・・・)
それにしても、「マーチ」、キューブ共に、かなり思い切ったデザインながら確実に売れているのは、ちょっと意外。日本人って、変わったものは敬遠しがちだと思っていたんだけど、どうやらコンパクトカーに限っては、決してそんなことはないようです。
ヴィッツが登場したときも、今までのトヨタ車とは、まるで違ったデザインが、果たして受け入れられるんだろうかと思ったものの、結果は大成功。
そして、さらに大胆な「マーチ」も市民権を得たということは、個性的なデザインが強力な武器になるようになってきたってこと。
こうなると、没個性的なデザインのコンパクトカーは、内容的に余程の優位性がなければ、勝ち残るのは難しいでしょう。
もっとも、この2台のデザインは、個性的なだけでなく、完成度という点でもダントツ。僕は、今のコンパクトカーで好きなデザインを2つ挙げろって言われたら、迷わずヴィッツと「マーチ」を選びます。
そんな訳で、この2台の成功が国産車デザインの多様化に与える影響って、結構大きいんじゃないでしょうか。
個性がないと言われていた日本車のデザインが、コンパクトカーを出発点に、段々と面白くレベルアップしていくんじゃないかなと、期待しています。
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