「ワゴンR(3代目)」の販売台数予想結果

written on 2004/11/4


軽ミニバンが増えたせいもあってか、代を重ねるごとに存在感の薄くなっている「ワゴンR」ですが、今年に入ってからの販売は絶好調! 9月まではオール1等賞の登録成績を挙げています。

対するムーヴも8月にラテを追加し、標準・カスタム・ラテの3車連合で「ワゴンR」追撃を狙ったものの、9月も僅差で「ワゴンR」が1位を獲得! 去年ムーヴに奪われた「軽自動車販売ナンバーワン」の座奪還に向けてのラストスパートに入りました。

まぁ、軽自動車の場合は特に自社登録も目立つようなんで、登録台数だけを鵜呑みにしても仕方ないんだけど、それでも3月に記録した32,967台って数は驚異的! スズキの底力恐るべしといったところでしょうか。



さて、そんな訳で、2003年9月に発売された「ワゴンR」。

発売の翌月、2003年10月から2004年9月の平均新車登録台数は・・・


月17,494台でした!


メーカー目標の15,000台を超え、僕の予想の月17,000台をもクリア! 僕は、ちょいと殺風景すぎるデザインや、決して高いとは言えない質感に対する世間の評価を心配していましたが、結果を見る限り、道具に徹するという3代目のコンセプトはしっかりと認められたようですね。



それにしても、新型アルトを見ても良く分かるように、軽自動車にも質感を求めようとしているダイハツに対して、安価な道具としての存在に軽の価値を見出すというスズキの姿勢が、いよいよ明確になってきました。「ワゴンR」とムーヴ連合、アルトとミラ。軽の2大メーカーが、「シンプル」と「上質」という異なったテイストに向かおうとしているのは、普通車では見られない、興味深い現象です。

果たして、このまま両者のバランスが保たれたまま競争が続いていくのか、それとも、はっきりと勝ち負けの決まる日が来るのか。今後とも軽自動車の勢力争いからは目が離せそうにありませんね。



ところで今回の予想結果、誤差3%というのは、今までで一番の好成績! 実は、前回のプリウスも誤差7%で歴代1位だったんですが、あっという間に記録更新となりました!

うーむ、やっぱり、思い切って多めの予想にした方がいいみたいですねぇ・・・。
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