「ティーダ(初代)」の販売台数予想結果
written on 2005/11/16
ぽっちゃりした姿が、個人的にはイマイチ好きじゃない、日産「ティーダ」。上質さをアピールするよりは、ゆったりとしたカジュアルな心地良さを表現した方がいいような気はするのですが、街で見掛ける機会の多さから推測すると、まずまずの人気者になっているようです。
ちなみに、セダン版のラティオは、月平均3,000台超と、小型セダンとしては立派な販売成績を残しています。
そんな訳で、早速、本家「ティーダ」の売れ行きがどうだったのか見てみましょう。
「ティーダ」の発売は2004年9月。
僕の予想は月5,500台。
発売の翌月、2004年10月から2005年9月の平均新車登録台数は・・・
月6,294台でした!
予想よりは800台程多く売れましたが、そんなことはいいんです。メーカー目標の5,000台よりも近いし、誤差13%なら、個人的には大正解です!
えっ、自分に甘いって?
いーえ、そんな声は聞こえません!
まぁ、それにしても、良く売れました。今や、このクラスでは一人勝ち状態です。
もっとも、「ティーダ」のまともなライバルって、よく考えるとランクス&アレックスとシビックぐらいしかなかったんだから、ダントツに新しい「ティーダ」に目が行くのも当然でしょう。
今までは、復活の象徴としてのイメージリーダーか、売れているカテゴリーに売りやすい車を投入することが多かった日産ですが、「ティーダ」に関しては、誰もが売れるはずはないと思い込んでいた市場に比較的ベーシックな車で挑戦するという、一種の冒険をしました。
その結果、ホンダが逃げ出したこのカテゴリーでも、コンセプト次第では充分売れるんだということを証明したんだから価値のあることです。
しかも、シビックが国内から消えた今、アクセラに続き、ランクスが来年3ナンバー化してしまえば、同クラスの車は、死に体のエリオぐらいなもの。大繁盛しているコンパクトカーからのステップアップとして、今後の伸びが期待できる(?)このクラスの需要を独り占めできるとは、日産にとっては大きなチャンスかもしれません。
そう思うと、地味ながらも、「ティーダ」が、まだまだ売れ続ける可能性は高いですね。
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