「NOTE(初代)」の販売台数予想結果
written on 2006/6/26
マーチ・キューブの個性派コンパクトが好調だった日産が、更なる拡販を目指してコンパクトカーの王道に直球勝負を仕掛けた「NOTE」。デザインは無難にまとまっているし、使い勝手だって良さそうだし、こりゃあ、日産の思惑通り売れるんだろうなぁと思っていたのに、どうも、結果は今一つ。
もちろん、台数的には失敗っていう程のことではないんだけれど、売れ線を狙った車としては、ちょっと物足りない感じがします。
んな訳で、早速「NOTE」の販売結果を見てみましょう。
「NOTE」の発売は2005年1月。
僕の予想は月9,500台。
発売の翌月、2005年2月から2006年1月の平均新車登録台数は・・・
月7,864台でした!
ね、ほぼ8,000台というメーカー目標通りだし、これだけ売れてりゃ、まずまずとも言えるんだけど、何だかパッとしないですよね。どちらかと言えばニッチ狙いのマーチとキューブが発売後1年間で月平均10,000台以上売れたのに、一番スタンダードな「NOTE」がそれを下回ったんじゃあ、やっぱり寂しいです。
さらに心配なのは、「NOTE」の登場以降、日産コンパクト全体の販売数も落ち込んでいること。「NOTE」の発売前、2004年2月~2005年1月の1年間で、マーチ・キューブを合わせて234,553台が売れていたのに、「NOTE」が発売されてからの2005年2月~2006年1月では、「ノート」・マーチ・キューブの3車種を合わせても226,450台なのです。
もちろん、マーチとキューブは発売から時間が経っているんだから販売数が減ってきても仕方ないんだけど、そこを補うはずの「NOTE」がカバーしきれていないってのは問題でしょう。本当だったら、「NOTE」が増えた分、マーチとキューブの数が多少減ったって、3車種トータルでの販売数は上乗せされなきゃならないはずです。
そう考えると、せめて月9,000台を売って、3車種で年間240,000台はクリアしたかったですね。
この現象、このところ、日産全体で見ても販売数が落ち込んできているせいもあって、何が原因なのかハッキリしたことは分からないけれど、とびっきり美人のアイドルコンビに、一人普通の子が入ったお陰で、グループとしての魅力度まで落ちちゃったなんてこともあるんでしょうか。
と言っても、一人で見れば「NOTE」もなかなかの美人さんなんですけどねぇ。
もっとも、僕としては、「NOTE」以上に、マーチとキューブにまだまだ頑張ってもらいたいなぁ、と思うのでありました。
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