「ウイングロード(3代目)」&「ベルタ(初代)」の販売台数予想結果

written on 2007/6/26


どっから見てもかっこよくないけれど、もしかしたら若者には受けるのかもしれない「ウイングロード」と、サイズアップでカローラからの乗り換えが期待できる「ベルタ」。

両車とも、従来のユーザーに加え、いかに新しいお客さんを呼び込めるのかがポイントだった訳ですが、結局のところ、どちらもあんまり芳しい結果は残せなかったようです。

そんな訳で、早速ですが、2台の販売結果を見てみましょう!



「ウイングロード」と「ベルタ」の発売は共に2005年の11月。

僕の予想は、どちらも月4,000台。

発売の翌月、2005年12月から2006年11月の平均新車登録台数は・・・


なんと、両車同じ、月3,143台でした!


ちなみに、メーカー販売目標は、「ウイングロード」が月3,500台で、「ベルタ」が月3,000台。台数は同じでも、思った程売れなかった「ウイングロード」と、計画よりはちょっとだけ売れた「ベルタ」という結果になりました。

で、僕の予想はと言えば・・・、んー、新車効果もあるし、どっちも、もう少し売れると思ったんですけどねぇ。「ウイングロード」は、やっぱりあのデザインのせいで新規ユーザーを呼び込めず、「ベルタ」の方も、カローラユーザーを取り込むには至らなかったのでしょう。結局、今まで通り、代替需要だけの販売に留まってしまったんじゃないかと思います。



それにしても、「ウイングロード」は、今見ても、やっぱりかっこ悪いです。多分、この2台のメーカー目標って、既存ユーザーの買い替え需要をベースに考えられたと思うんですよね。つまり、普通に売っていればこのぐらいの台数なのであって、販売計画を上回った分が、新しく獲得したユーザーってこと。

とすれば、「ベルタ」は月143台だけとはいえ、カローラのお客さんを取り込むことが出来たけれど、「ウイングロード」は毎月357人のお客さんを失ってしまったのです! (・・・そんな単純な計算でいいのか?)



ま、でも、そりゃそうですよね。先代のユーザーから見たら、特にマイチェン後の「メタルのおもちゃ」のユーザーにしてみれば、とてもじゃないけれど、この車を、「ウイングロード」だとは認められないでしょう。名前は空を飛べそうなのに、形は地中を進むモグラさんなんですから・・・。

次のモデルでは、名前の通り、大空を羽ばたくデザインになって欲しいもんですね。

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