「エッセ(初代)」の販売台数予想結果
written on 2007/6/29
「シンプルでオシャレなカジュアルミニ」というコンセプトには大きく賛同できるものの、デザインにはイマイチ共感できなかった、ダイハツの「エッセ」。
それでも、デビュー時の評価は、絶賛の声が多数! 安くて、安っぽくなくて、可愛くて、走りもしっかりしてと、まさにいいとこづくし! かなりのヒットが期待される歓迎を受けていました。
そんな好評価はダイハツも予想していたようで、同じようなセダンタイプにミラという大物がいるにも関わらず、販売目標は、月5,000台。なかなか高いハードルを掲げたことからも、ダイハツの意気込みと自信が感じられました。
ただ、それでも、僕はデザインがしっくりこなくて、大ハズシを覚悟で、敢えて月4,500台という販売予想にしたのですが、果たしてどういう結果だったのか、早速見てみましょう!
「エッセ」の発売は2005年12月。
発売の翌月、2006年1月から2006年12月の平均新車登録台数は・・・
月4,705台でした!
実は、正直なところ、月7,000台くらいは売れる可能性も考えていましたが、惜しくもメーカー目標に一歩届かず、僕の予想の方が僅かに近いという結果に終わりました!
と、まぁ、目標を下回ってはしまいましたが、これは充分立派な数字でしょう。なんせ、モデル末期だったとはいえ、同期間のミラの販売数を超えているのです。
今回は、発売1年後にミラがモデルチェンジしてしまいましたが、「エッセ」とミラが4年のモデルサイクルを、2年のズレで発売するローテーションになれば、実に理想的な組み合わせになるに違いありません。「エッセ」とミラが、コンセプトと新車効果期間を補完する関係になれば、これ以上ない程、プラットフォームを効率的に使えますからね!
なーんて、コストの話はどうでもいいんですが、「エッセ」、見事にダイハツ第4の柱に育ちました。小さくて安い方から順に、「エッセ」、ミラ、ムーヴ、タントと、実に隙なく並べたラインナップが、それぞれきちんと売れているんですから、軽ナンバー1に輝くのも当然ってもんです。
それにしても、このダイハツの軽フルラインアップ作戦、さすがトヨタの子会社です。この調子で、スバルも車種が増えていくんでしょうかねぇ・・・。
ってなことで、まずまずの販売結果となった「エッセ」。
コンセプトはしっかりと認められたようですから、次は、もうちょっと洒落たデザインになって欲しいなぁ、と思うのでした。
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