「エディックス(初代)」の販売台数予想結果

written on 2005/10/21


新しいパッケージ開発に余念がないホンダが送り出した、「新発想」の3×2列ミニバン「エディックス」。発売から1年経った今でも見掛ける機会が少ないなぁと思っていたら、想像以上に売れていないようです!

という訳で、早速ですが「エディックス」の予想結果を見てみましょう!



2004年7月に発売された「エディックス」。

発売の翌月、2004年8月から2005年7月の平均新車登録台数は・・・


月1,990台でした!


あらら、ダメですねぇ・・・。

ホンダブランドを過剰評価してしまった僕の4,500台という目標はおろか、4,000台のメーカー目標の僅か半分という結果です。個人的には3,000台なら上出来だと思っていましたが、それすらも高すぎる目標でした・・・。



この成績、やっぱり一番の原因はデザインなんじゃないかと思います。

過去にも、初代オデッセイや初代ステップワゴンで新しいパッケージを広めてきたホンダですが、この2台は、どちらも性格をストレートに表した明快なデザインが好印象でした。

だけど、「エディックス」の場合、ミニバンに見えないようにと、無理にスポーティーさを表現したために、どんな車なんだかが分かりにくくなってしまったような気がするのです。



以前、eKワゴンの回で、「新しいカテゴリーにオーソドックスなデザインを真っ先に投入しちゃうことこそ勝利の法則」と書きましたが、3×2列シート第一弾と言ってもいい車だったんだから、もっと機能をストレートに表現したデザインの方が良かったんじゃないかと思うのです。スポーティーだのといった差別化をするのは、後追いのライバル車や、ライバルが増えてきてからのモデルチェンジでいいのです!

まずは、3×2列という新ジャンルをアピールするために、一目で機能が分かるストレートなデザインにするべきだったんじゃないでしょうかね。



とまぁ、知ったかぶりな原因解明はともかく、何と言っても単純にかっこよくないのが問題なんでしょうね。素直なデザインだろうと、スポーティーだろうと、文句なくかっこよければ売れたに違いないのです!

こうなったら、販売回復への最善策は、オデッセイから始まった悪顔路線への改造しかありません。個人的には好きじゃない悪顔シリーズだけど、オデッセイステップワゴンの販売実績を見ると、好評のようですからね。

来年あたり、販売不振に悩み、マイナーチェンジでグレてしまった「エディックス」が突如人気者に大変身! なーんて話が現実になるかもしれませんよ!

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