「デミオ(2代目)」の販売台数予想結果

written on 2003/10/16


次期マイカー、有力候補の一台「デミオ」。キャンバストップ以外、特にどうということのないデザインがネックになって、候補から落ちてしまいそうですが、販売台数ベスト10の常連として、なかなかの売れ行きを示しています。

さて、そんな「デミオ」の販売台数はどうだったのか、早速、結果を見てみましょう!



「デミオ」の発売は2002年8月。

メーカー目標は月7,000台、僕の予想は月6,000台。

発売の翌月、2002年9月から2003年8月の平均新車登録台数は・・・


月7,235台でした。


アテンザに続き、マツダのメーカー目標は実に堅実。と言うか、何とか目標をクリアしようと、必死に頑張ったんでしょう。7,000台を僅かに上回るという、絶妙な結果に終わりました。



んでも、これを喜んでいいのかっていうと、微妙なところ。僕は、無理に目標を達成する必要はなかったんじゃないかって思うのです。本来、「デミオ」はプレミアム感のあるコンパクトカーとして、多少は割高だとしても自信を持って売り続けるべきだったんじゃないでしょうか。

ところが、僕の家に届く新聞折込の「デミオ」は、販売台数を稼ぐためか、100万円を切るお買得車の宣伝ばかり。走りや、内外装の質感で勝負できるはずの「デミオ」が、価格勝負の「たたき売りカー」になってしまっているのです。(名前を一新したカペラやファミリアとは異なり、「デミオ」って名前を継承したのも、初代のお買得車イメージを断ち切れなかった一因でしょう。)



そりゃ、販売台数も大切だし、コンパクトカーブームの中、メーカー目標に届かなかったなんて、大問題なのかもしれないけれど、これって、非常にもったいないと思うのです。

一度下げた価格は、もう上げることはできません。少なくとも、現行「デミオ」は、優れた資質を持ちながらも、先代同様のお買得カーとして生きるしかないのです。

レガシィは、同クラスの国産車と比べれば割高なのに、しっかり売れています。「デミオ」も目先の台数を気にするよりも、地道に評価を高めていって、信頼できるブランドに育てて欲しかったんですけどね・・・。

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