「エレメント(初代)」の販売台数予想結果


written on 2004/5/26


いきなり行っちゃいますが、「エレメント」の発売は2003年4月。

メーカー目標は月1,000台、僕の予想は月500台。

発売の翌月、2003年5月から2004年4月の平均新車登録台数は・・・


月162台でした!


う、売れてないですなぁ・・・。

僕の予想の方が多かったのって、ラパン以来2度目のことですが、何と予想の3分の1以下という、ひどい結果になってしまいました。

結局、MD-Xやラグレイトと同じく、アメリカを基準にしちゃうと日本で乗るには大き過ぎるし、値段の割に高級感はないしで駄目なんでしょう。高級感はともかく、今のご時世、遊び車に250万円はあり得ないし、実車を初めて見た時は、僕も想像以上の巨大さにびっくりしましたからねぇ。

ホンダも、そのまま輸入なんてせずに、日産で言えばエクステラとエクストレイルの関係みたいに、エッセンスを生かした200万円以下のダウンサイジング版を作るべきでした。多分、伸び悩んでいる最大の原因は価格とサイズでしょうからね。



僕は、「エレメント」のデザインって、すごく好きなんです。他の車とは全然違う方向を向いていて、かっこいいと思うのです。ホンダとしても、月100台も売れないMD-Xやラグレイトに懲りず、月1,000台って目標を掲げて「エレメント」を日本導入したのは、デザインの魅力で売れるだろうっていう期待があったからに違いありません。僕としても、月1,000台は無理だとしても、500台ならいけるんじゃないか、500台はいって欲しいなぁと思っていました。

でも、やっぱり価格とサイズの壁には勝てなかったみたいです。皆さん、現実的・合理的な車選びをしているようで、残念ながら、それも仕方のないことでしょう。



でもですねぇ、「エレメント」のデザインは、このまま不人気車として埋もれさせてしまうには、あまりに惜しいのです。リベンジのためにも日本と欧州向けにダウンサイジング版を開発!

・・・なんてことはあり得ないでしょうから、せめて数年後に、隠れた名車としてブレイクして欲しいもんですなぁ。

この記事をシェアする
  • B!

今週の人気記事

「ヴィッツ(2代目)」のデザイン採点と販売台数予想

「ミラ ジーノ(2代目)」のデザイン採点と販売台数予想

「ヴェロッサ(初代)」の販売台数予想結果

「R1(初代)」のデザイン採点と販売台数予想

「アクセラ(初代)」のデザイン採点と販売台数予想

「アルト(6代目)」のデザイン採点と販売台数予想

「ワゴンR(4代目)」&「スプラッシュ(初代)」のデザイン採点と販売台数予想