「ロードスター(3代目)」の販売台数予想結果

written on 2006/11/14


販売台数が10,000台を超えると、街でよく見掛けるようになると言われる自動車業界。マツダのフラッグシップスポーツ、RX-8は最初の1年で17,000台以上を販売したもんで、あっという間に見掛けるようになったけれど、3代目「ロードスター」は、イマイチ存在感が薄いようです。



そんな「ロードスター」の発売は、2005年8月。

僕の予想は月500台。

発売の翌月、2005年9月から2006年8月の平均新車登録台数は・・・


月439台でした!


んー、そうですか。1年で合計5,273台ですか・・・。どうりで、あんまり目にしない訳です。遭遇機会が増えるには、少なくとも、もう1年は掛かりそうですね。(もっとも、僕の予想通りに売れたとしても20ヶ月必要なんですが・・・。)



ちなみに、同期間のRX-8の販売数は6,975台。おまけで、コペンの発売後1年の販売数は13,114台でした。

後ろにも人が乗れれば、そりゃ便利だとは思うし、軽より価格も維持費も高いのは分かるけど、発売から3年経ったRX-8に負けているのも、コペンの半分以下しか売れなかったというのも、ちょっと寂しいですね。

とは言ったものの、メーカー目標の360台は難なくクリアしている訳で、ソフトトップ仕様の2シータースポーツとしては、まずまず順調な滑り出しなのかもしれません。



ところで、「ロードスター」と言えば、8月から販売を開始した「パワーリトラクタブルハードトップ」の売れ行きが気になるところ。

「パワーリトラクタブルハードトップ」の登場で販売が上向いたり、販売数の半分以上を「パワーリトラクタブルハードトップ」が占めたりするようなことになれば、ソフトトップは次々モデルあたりで消滅してしまう可能性が高いと思います。(ハードトップは、一足早く、次のモデルチェンジで消えちゃいそうですね。)

だけれども、ライバル車の動向や、セキュリティ向上の必要性なんかを考えると、こうした流れは仕方のないこと。むしろ、今回はソフトトップを先に出すことで「ロードスター」のアイデンティティを守り、走りへの影響を最小限に押さえるよう精一杯の努力をしたことを称えるべきでしょう。



まぁ、よく考えりゃ、初代ロードスターだって、かつての小型オープンスポーツに比べれば、きっと随分快適だったんじゃないかと思うんですよね。新しいモデル程、大きく重く快適になっていくのは、避けられない現実なのです。

であれば、過去のモデルと、走りのピュアさを比較するのは無理なこと。だからこそ、肝心なのは、今現在のライバルと比べて、どれだけ真剣に走りの楽しさを追求しているのかってことなのです。

その意味では、「ロードスター」は、まだまだピュアな車だと思います。一気に可動式ハードトップへ切り替えることはせず、ファンがギリギリ納得できる内容とペースで歩んで行こうとする姿勢も立派です。こうした、車とファンを大切にする思いを感じられる車には、是非とも長いこと頑張り続けてもらいたいですね!



・・・今回の予想結果はプラス14%で、目標としているプラスマイナス20%以内の誤差をクリアです! メーカー目標と比べても、ちょびっとだけ少ない誤差で済みました。

次も、メーカー目標よりも近ければ、何とか、メーカー目標との対戦成績を五分に戻せるんですけど、どうも負けが続きそうな雲行きなんですよねぇ・・・。

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