「ムーヴ コンテ（初代）」のデザイン採点と販売台数予想
written on 2008/9/8 （2008/9/14 イラスト追加）
一目見た瞬間に誰もが思うように、間違いなくラパンのパクリとの話題を振りまくであろう、「ムーヴ コンテ」。事実、そうなんだろうから、そう思われるのは当然なんだけど、僕は敢えて大きな声で言いたいです。
ラパンの一番のポイントは、あの脱力系のデザインな訳だけど、それが生きるのは、全高を抑えた低めのプロポーションがあってのこと。それなのに、「コンテ」ときたら、まるで、クマがウサギの着ぐるみ姿で、「僕、かわいいでしょ！」って訴えているようなもんですよ。
そりゃ違うだろって、突っ込みたくなるのは当然です！
そりゃ違うだろって、突っ込みたくなるのは当然です！
大体にして、「コンテ」は、ちょっと欲張り過ぎなんです。
「次のラテ、どうしよっかなぁ。また丸いのもなんだしなぁ。」
「ウチにもラパンみたいなのが欲しいよね。」
「そういやぁ、ムーヴも心配だよなぁ。もっと四角いバージョンも要るんじゃないか？」
「・・・それなら、次のラテをラパンっぽくすれば、全部解決じゃん！」
そりゃあ、こんなに沢山の問題を一気に片付けられたら、そんなに素晴らしいことはありませんよ。でも、昔から「三兎を追うものは一兎をも得ず！」って言うじゃないですか。
色んな目標を詰め込み過ぎた結果、「太ったラパン」か、さもなくば、「地味で無個性な軽ハイトワゴン」とでもしか言いようのない、何とも魅力の薄い中途半端なデザインになってしまったのです。
やっぱねぇ、2代目ラテならもっと可愛いラテらしく、ラパンのライバルを作るならプロポーションを含めてもっとラパンらしく、四角いムーヴが欲しいのならもっとムーヴらしくと、目標をビシっとシンプルに決めないと駄目なんです。
これじゃあ、3つのニーズをまとめて取り込むどころか、全員からそっぽを向かれちゃう危険性が大でしょう。「新型ラテ」と「ラパン対策」と「角ムーヴ」、出来るならば別の車として3種類を用意するべきでしたね。
そんな訳で、体型に無理があるのにラパンになろうとした、勘違いな「コンテ」。ふと気付けば、ラパンというよりは、ネイキッドやザッツという不人気車に似てしまったあたりにも悲しさが漂います。もしかすると、ダイハツ自身、期待していたのとはちょっと違う車になっちゃったなぁと、後悔しているのかもしれません。
ま、このデザインじゃあ、かっこいい度は25点が精一杯！
駄目っぷりから滲み出る可笑しさのお陰で、パクりだのっていう嫌悪感があまりないのが、せめてもの救いでしょうかね。
ところで、ライバル車をパクろうとする場合、一般的にはプロポーションを真似て、表面のデコレーションは変えるってパターンが多いと思うんだけど、この「コンテ」はまるで逆。プロポーションが違うのにデコレーションを合わせるという、思い切った手段に出てきました。
でもですね、現行のミラ ジーノを見れば分かるように、こうした、体型を無視したデザインコピーって、実はダイハツの得意技。ただし、体型が違うことによってオリジナルの良さを損なってしまうことが最大の欠点です。
だって、ジーノといえば、本家ミニとは似ても似つかぬ縦横比のプロポーションに、ミニのデコレーションを施した、通称「でぶミニ」ですよ。（すみません。誰も呼んでいません。言い過ぎました。）
となれば、「コンテ」が「でぶラパン」と呼ばれるのも時間の問題です！ （すみません。多分呼ばれません。調子に乗り過ぎました。）
・・・ダイハツさん、やっぱ、この路線、無理があり過ぎですよ。何でも広けりゃいいってもんではないんです。
ジーノとミニを真剣に比較する人がいないように、残念ながら、「コンテ」もラパンのライバルとなることはないでしょう。
前から言っていますが、オリジナルよりかっこ悪いパクリほど情けないものはないのです。広さでお買い得感を出したいのかもしれないけれど、全高の低さがポイントになっている車を真似るときは、もうちょっとスマートなデザインをお願いしますね！
ってことで、売れ行きが心配な「コンテ」ですが、ダイハツ自身も自信がないのか、ラテのデビュー時の5,000台を下回る、4,000台という少々弱気な販売目標を掲げてきました。
そりゃそうです、ラパンのライバルにはなれず、ラテの後継にするにも無理があり、単純にかっこいいと言うことも出来ない「コンテ」が、見事大ヒットとなる可能性は極めて低いのです。
唯一の望みは、丸いムーヴに馴染めない既存ユーザーの、消去法的な乗り換え需要だろうけど、従来のムーヴとは何の関連性もないこのデザインに納得してもらえるのかどうかは疑問です。
なーんてことを考えると、僕の予想は、月3,500台！
キャラの近いザッツやジーノの実績と同じくらいってことでいかがでしょうか？
そんな訳で、体型に無理があるのにラパンになろうとした、勘違いな「コンテ」。ふと気付けば、ラパンというよりは、ネイキッドやザッツという不人気車に似てしまったあたりにも悲しさが漂います。もしかすると、ダイハツ自身、期待していたのとはちょっと違う車になっちゃったなぁと、後悔しているのかもしれません。
ま、このデザインじゃあ、かっこいい度は25点が精一杯！
駄目っぷりから滲み出る可笑しさのお陰で、パクりだのっていう嫌悪感があまりないのが、せめてもの救いでしょうかね。
ところで、ライバル車をパクろうとする場合、一般的にはプロポーションを真似て、表面のデコレーションは変えるってパターンが多いと思うんだけど、この「コンテ」はまるで逆。プロポーションが違うのにデコレーションを合わせるという、思い切った手段に出てきました。
でもですね、現行のミラ ジーノを見れば分かるように、こうした、体型を無視したデザインコピーって、実はダイハツの得意技。ただし、体型が違うことによってオリジナルの良さを損なってしまうことが最大の欠点です。
だって、ジーノといえば、本家ミニとは似ても似つかぬ縦横比のプロポーションに、ミニのデコレーションを施した、通称「でぶミニ」ですよ。（すみません。誰も呼んでいません。言い過ぎました。）
となれば、「コンテ」が「でぶラパン」と呼ばれるのも時間の問題です！ （すみません。多分呼ばれません。調子に乗り過ぎました。）
・・・ダイハツさん、やっぱ、この路線、無理があり過ぎですよ。何でも広けりゃいいってもんではないんです。
ジーノとミニを真剣に比較する人がいないように、残念ながら、「コンテ」もラパンのライバルとなることはないでしょう。
前から言っていますが、オリジナルよりかっこ悪いパクリほど情けないものはないのです。広さでお買い得感を出したいのかもしれないけれど、全高の低さがポイントになっている車を真似るときは、もうちょっとスマートなデザインをお願いしますね！
ってことで、売れ行きが心配な「コンテ」ですが、ダイハツ自身も自信がないのか、ラテのデビュー時の5,000台を下回る、4,000台という少々弱気な販売目標を掲げてきました。
そりゃそうです、ラパンのライバルにはなれず、ラテの後継にするにも無理があり、単純にかっこいいと言うことも出来ない「コンテ」が、見事大ヒットとなる可能性は極めて低いのです。
唯一の望みは、丸いムーヴに馴染めない既存ユーザーの、消去法的な乗り換え需要だろうけど、従来のムーヴとは何の関連性もないこのデザインに納得してもらえるのかどうかは疑問です。
なーんてことを考えると、僕の予想は、月3,500台！
キャラの近いザッツやジーノの実績と同じくらいってことでいかがでしょうか？
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